理学療法士のこうすけです。
今回は『ラテマネー』についてお話ししていきたいと思います。
Contents
ラテマネーとは
皆さんは『ラテマネー』という言葉を聞いたことがありますか?
ネットニュースをよく読んでいる方なら聞いたことがあるという人も多いと思います。
ラテマネーとは、スターバックスや、ドトールなどのコーヒーショップなどで何気なく毎日のように使ってしまうお金のことを言います。広義では、コーヒーだけにとどまらず、コンビニでスイーツを毎日買ってしまうなどの『毎日のように何気なく使っているお金』のことです。
ラテマネーが知らないうちにお金を奪っていく
では、この『ラテマネー』がなぜ貧乏人生産機なのか。
これは、まさに”チリツモ”です。
皆さんはこれらのラテマネーに毎年いくら使っているのか計算したことはありますか?
例えば、スターバックスを例にとると
一番ポピュラーなドリップコーヒーはSサイズで290円です(2019年11月)。
これを仕事のある日(月に20日間)毎日飲んだとしましょう。
すると
スタバに1年間にかかるお金
290×20日×12ヶ月=69600円
ただ、なんとなく毎日買っているコーヒーに69600円払っているわけです。
これはもう衝撃的です。
国内旅行であれば、ほとんどの場所に行けちゃいます。
ブランドのバッグも買えちゃいます。
スターバックスまで行かなくて、缶コーヒーだとしても
缶コーヒー1年間にかかるお金
130円×20日×12ヶ月=31200円
これでもかなりの額ですよね。
これに帰り道のコンビニでスイーツを買うのが加わったら
コンビニスイーツ1年間にかかるお金
200円×20日×12ヶ月=48000円
とんでもないですよね。
スタバとコンビスイーツで年間11万円も使っている可能性があるんです。
そして、ラテマネーの恐ろしさはこれだけの大金を毎回少しずつ使うので、大金を支払っている感覚を感じずにお金を使ってしまうことです。
ラテマネーへの対策
では、このように知らず知らずのうちに使ってしまう『ラテマネー』に対して、どのように対策していけば良いのでしょうか?
対策としては以下の3つが挙げられます。
- 把握する
- 店に行かない
- 使う日を決める
ラテマネーへの対策① 把握する
ラテマネーの対策をするためには、まず自分がラテマネーに”どこで””いくら”支払っているかを把握する必要があります。
そのためには、やはり『家計簿』をつけることが重要になります。今は『Money foward』などのスマホアプリでの管理もできますので、それらを利用してまず、現在の状態を把握しましょう。
Money fowardについてはこちらからどうぞ。
ラテマネーへの対策② 店に行かない
対策①でラテマネーをどこでいくら使っているかを把握してもらいましたが、おそらくラテマネーに使っている店はそこまで多くないはずです。
なぜなら、意識しないで払ってしまうような店は『同じ店』が多いからです。
そして、ラテマネーとして利用している店には基本的に行かないようにするのが最も効果的です。
そうなると
なんておっしゃる方もいるとは思いますが、よく考えてみてください。
毎日スタバに行く必要がありますか?
毎日コンビニに行く必要がありますか?
本当に必要なものであれば、スーパーなどで事前に買っておけば良いのです。
毎回寄らなければいけない場所はもっと少ないはずです。
仮に、絶対に寄らなければならない店があるとしたらそれはもはやラテマネーではありません。
自分にとって必要な出費です。
習慣を変えるのはとても難しいですが、習慣を維持しながら(コンビニに行く)けど、行動を変える(何も買わない)さらに難易度が高くなります。
一度でいいので、意識して実践してみてください。
1週間もすれば、行かないのが当たり前になりますよ。
使う日を決める
対策②では、理想的な方法を提案してきましたが、現実的に
という方も多くいらっしゃると思います。
そのような方は第一歩として『使う日を決める』ということから実践してみてください。
出勤日週5日毎日カフェに寄っているのであればそれを週に2回に変えるなどです。
これだけでも
290円×週2回×1ヶ月(4週)×12=27840円
となり、69600円と比較すると
年間で69600円ー27840円
=41760円
年間41760円の節約になるので、十分効果は実感できると思います。
また、お金を増やすためには節約して、そのお金を投資に回すことが必要不可欠ですが、投資から入ると節約がより進む場合もあるので、投資から始めて節約の意識が高まってからラテマネー対策に取り掛かるのもアリだと思います。
ラテマネー 僕の体験
ここからは僕のラテマネーの実体験についてお話ししたいと思います。
当時の僕は今思えばゾッとするとほど散財を繰り返していました。
具体的には、タバコ、自販機の缶コーヒー、コンビニが僕にとってのラテマネーでした。
タバコは1日15本程度吸っていたので(1箱20本入り480円=1本あたり24円)
24円×15本×365日=131400円
タバコを吸うとコーヒが飲みたくなるので、仕事のある日は1日に2本缶コーヒーを飲んでいました。
コーヒー1本100円とすると
200円×月8回×12ヶ月=19200円
コンビニに関しては週5回程度行っていましたし、飲みに行った後はお腹も減るし酔っているしで1回に1500円くらい使うほどの散財っぷりでした。
なので、1回500円とすると
500×月20回×12ヶ月=120000円
合計すると
なんと
年間270600円!!!
めちゃめちゃ大金です!!
これだけのお金を浪費していたのです。
ここまでの浪費家は流石に多くはないと思いますが、これだけの額を僕は毎年何気なく使っていたのです。
今思えば、本当に後悔しています。
もちろん今はタバコもやめて、それによって缶コーヒーも買わなくなり、コンビニも月に2回程度しか行かなくなったので、劇的に改善しましたよ!!
こんな僕でも一つ一つ実践していけば改善できるのですから、皆さんにもきっとできるはずです。
ラテマネーは全て悪なのか?
最後に、よく疑問が出る『ラテマネーは全て悪なのか』についてお答えしたいと思います。
結論から言うと
ラテマネーは人によって違う!
ということです。
僕にとってはタバコや缶コーヒー、コンビニは間違いなくラテマネーでした。
しかし、これは全員に当てはまるわけではありません。
80代で毎日喫茶店のモーニングに行っている人を知っていますが、『家でもコーヒーとトーストは作れるし、毎日のように行っているからこれはラテマネーだ!節約対象だ!』とはならないはずです。
80代の方にとっては、毎日喫茶店に行くことが会話であったり人の温かみであったり人生の充実度(QOL)を高めることにつながっていると思うのです。
そうなると、毎日モーニングへ行くことはラテマネーではないですよね。
このように、端からみたら『そんなものにお金を使ってもったいない』というものでも、自分にとって人生の楽しみであったり、豊かにしてくれるものであれば、それはもはやラテマネーではないと思うんです。
ただし、年間コストを計算することは重要です。
年間コストを計算した上で、その価値があると判断して初めて『これはラテマネーではなく大切なことだ』となるわけですね。
なので、『ラテマネーは全て悪なのか』という質問には、自分がラテマネーだと感じるものはやはり悪ということになります。
まとめ
ラテマネーというのは、知らず知らずのうちにお金が減っていく『貧乏人生産機』というのは間違いありません。
一人暮らしの方も、同棲カップルも夫婦も自分であったり家庭のラテマネーを見つけて、より良い人生にしていただければと思います。
ただ、ラテマネーを削るのは精神的にも結構大変なことなので、まずは『固定費の削減』が重要となります。
固定費の削減に関してはこちらからどうぞ。
参考になれば嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。
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