お金関連

宝くじは買ってはいけない〜愚か者に課せられた税金と言われるわけ

理学療法士のこうすけです。

皆さんは宝くじは買ったことがありますか?

僕は一度だけ買ったことがあります。

あれって買ってから当選の日まで本当にワクワクしますよね?

1億円当たったら何しよう?
当たったら仕事やめてのんびり暮らしたいな

などなど、

妄想を繰り広げてニヤニヤしていた思い出があります。

もちろん幻想で終わりましたけどね。

しかし、それ以来僕は宝くじというものを買っていません。

なぜ買わないか?

結論から言うと、お金持ちから遠ざかっていく行為だと考えているからです。

今回は宝くじとは何か?から始まりなぜ宝くじを買ってはいけないかについて解説していきたいと思います。

宝くじを買ってはいけない?

なぜ宝くじを買ってはいけないかを知る前にそもそも宝くじとは何かを知っておきましょう。

宝くじとは

宝くじ(たからくじ)は、日本において当せん金付証票法に基づき発行される富くじである。 Wikipediaより引用

宝くじの歴史を遡ると江戸時代の初期に生まれたとされており、その当時の景品はおみくじであったとされています。

その後、景品は金銭へとお金を変え町に氾濫したため、徳川幕府は禁令を出したほどでした。

今の形の宝くじになったのはそれから約250年後の昭和20年です。理由は政府が軍事費の調達をはかるためでした。

そして、同年戦後のインフレ防止のために生まれたのが、『宝くじ』です。

要は、国が国民からお金を集めるために考え出したくじということですね。

この時点で、雲行きが怪しくなってきました。

宝くじの還元率(期待値)

このように国が国民からお金を集めるために始まった『宝くじ』ですが、還元率(期待値)はどのくらいなのでしょうか。

還元率というのは、買った額の何割が戻ってくる商品なのかということです。例えば、還元率80%だとしたら、100円分買ったら80円になって帰ってくるということです。(あくまで確率の話ですが)

では、宝くじはどれくらいの還元率なのか。

正解は

驚愕の46.5%!(H30年のデータ)

100円買ったら平均的には46.5円になって帰ってくる。

半分以下です。

宝くじを買うと買った分の半分になって帰ってくるということです。

グラフにすると下記の通りです。

宝くじ公式ホームページより引用

これを見たらもうすでに買う気がなくなってきたという人も多いのではないでしょうか。

宝くじの1等が当たる確率

でも

そうは言っても買わなきゃ当たらないよ

とか

毎年誰かは当たっているし

いう人もいますよね。

では、1等に当たる確率はどれくらいなのでしょうか。

正解は0.0000001%(1000万分の1)です。

はい、想像の通りめちゃめちゃ低いです。

雷に打たれる確率と同じです。

また、交通事故で死ぬ確率は約0.00003%(10万分の3)なので、交通事故で亡くなる確率の30倍当たらないということですね。

これは相当に低いです。

というか、宝くじの1等が当たるのを信じるということは、交通事故で自分が死ぬということを信じるということなので、ちょっと言い過ぎですが、宝くじを買いに行く途中で死ぬ可能性の方が高いみたいなことにもなりそうです。

宝くじが愚か者に課せられた税金と言われるわけ

『宝くじが愚か者に課せられた税金だ』という言葉を初めて知ったのは橘玲さん著『臆病者のための億万長者入門』という本を読んでからです。

 

この本では、宝くじのことを一刀両断しており、『ぼったくり』とまで言っています。

 

実際に宝くじ公式サイトのデータからもいかに税金として取られているかがよく分かります。

宝くじ公式ホームページより引用

宝くじは夢に対してお金を払っているのではなく、国にお金を払っているのです。

宝くじはギャンブルよりもタチが悪い

宝くじのセコいところは、他のギャンブルと比較し健全そうな雰囲気を醸し出しているところです。

ギャンブルにハマっている人に嫌悪感を抱く人は多いですが、宝くじを毎年買っている人に嫌悪感を抱く人は少ないですよね?

しかし、これは大間違い。

下記に他のギャンブルの還元率を示しました。

他のギャンブルの還元率
  • パチンコ:80〜85%
  • 競馬:70〜80%
  • 宝くじ:46.5%

はい、宝くじぼったくり確定ですね。

他のギャンブルよりも圧倒的に還元率の低いギャンブルが宝くじなんです。

しかも、パチンコ、競馬のように台選びや馬選びもできません。番号は選べても当選確率は変わりません。

つまり、考えたって勉強したって当選確率を上げることができないギャンブルが宝くじなんです。

宝くじは夢を買えるからいいんだという言い訳

このような

理詰めをすると

た、宝くじは夢を買えるからいいんだ

なんていうことを言う人が多くいます。

では、宝くじを毎年買っている人に質問します。

今年大切な人のためにいくら使いましたか?

これがもし、宝くじの購入金額を下回っていたら目も当てられません。

宝くじを買うことで、夢を買った時の幸福感と大切な人のためにお金を使った時の幸福感はどちらが大きいでしょうか?

言うまでもありませんね。

宝くじにお金を使うなら、大切な人のためにお金を使いましょう。

宝くじを正当化するという発想がそもそもお金持ちを目指す上でまずい

さらに、宝くじを何らかの理由で正当化するという発想自体が良くありません。

 

お金持ちになるためには、収入を増やして支出を減らし、余ったお金を投資に回すことが必要になるとこれまでに話してきました。

 

宝くじは買えば買うほどマイナスになるものです。

 

こんなお金を増やす効率の悪いものを選択しているということ自体がまずいんです。

 

僕個人としては、もちろん宝くじだけではなく、競馬、パチンコなどのギャンブルも極力やめておいた方が良いと考えています。

 

趣味としてならいいんじゃないか?

 

とも考えましたが、お金が絡んでいなかったらギャンブルが趣味になるでしょうか?

ただ、馬の競争を見る、パチンコの当たりが出た演出を楽しむ

こんな人はおそらくいないでしょう。

深層心理では

確率的にはマイナスになったとしても自分だけはお金を増やせる

なんてことを考えているはずです。

というわけで、宝くじは当然のこと他のギャンブルも極力控えた方がいいのではないでしょうか?

もしやるとしたら、海外旅行に行った際のカジノはどうでしょう。

カジノの還元率はおよそ95%程度。

払った金額の95%は戻ってくる計算です。

これなら、本当にただの娯楽感覚で楽しめるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、宝くじの歴史的背景から、いかに宝くじを購入することがお金持ちから遠ざかる行為なのかについて解説しました。

お金持ちになるためには、このような非効率的なものにお金を使わないことも非常に重要になります。

もし、宝くじをやるとしても友人と一緒に一人数百円買ってみんなで楽しむような可愛い買い方にしましょう。

間違っても、何万円も使わないように注意してくださいね。

参考になれば嬉しいです。

ご覧いただきありがとうございました。

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