理学療法士のこうすけです。
スマホは普及率は85%を超え、世の中の大部分の人が利用している欠かせないツールとなりました。
この記事を読んでいる人も大半はスマホを持っていることでしょう。
電話はもちろんのこと、メール、地図、時刻表、カーナビ、ゲーム、インターネット、本、など日常の大部分のことがスマホの普及により可能になりました。
これに伴って、スマホの使用時間は増加の一途をたどっています。
MMD研究所の2018年のデータによると、スマホ利用者のうち1日に2時間以上スマホを利用している人は全体の71.5%におよび、同社の2019年のデータではスマホ依存を自覚している人は21.2%に見られました。
このように、便利なツールですが、依存してしまうリスクをはらんでいるのもスマホの特徴です。
スマホとはいい距離感で付き合っていけたらいいと思ってはいるものの、僕も暇な時間があれば、すぐにスマホを触ってしまい、やりたいことが進まない、時間の余白がなくなることによる謎の焦りが生まれるなど、スマホ依存まっしぐらな使い方になってしまっていました。
Contents
スクリーンタイムとは
- アプリやWEBサイトの使用時間を把握することができる
- 使用制限をすることができる
そんな最中、我々の悩みを解消しうる『スクリーンタイム』という機能が登場しました。
2018年にiOS12が発表され、その中で追加された機能の一つであるスクリーンタイムは、アプリやWebサイトの使用時間の把握やアプリの使用制限をすることができるというものです。
今回はこのスクリーンタイムの使い方と、僕自身が設定している方法について解説していきたいと思います。
- ついついスマホを触ってしまう人
- いつも気づいたら時間が無くなってしまっている人
スクリーンタイムの機能
【スクリーンタイムの機能①】アプリ、WEBサイトの使用時間の把握
スクリーンタイムでは上記の画像のように、アプリ・WEBサイトの使用時間を把握することができます。
1日の合計使用時間、1日の中でどの時間帯にどれだけ利用しているかも一目瞭然です。
また、各アプリをどれだけ使用しているかも把握することが可能です。
【スクリーンタイムの機能②】iPhoneを持ち上げた回数の把握
スクリーンタイムでは、1日に何回iPhoneを持ち上げているか(画面を開いているか)、iPhoneを持ち上げてから、はじめにどのアプリを使用しているかも知ることができます。
これにより、無意識で使用しているアプリを把握することができます。
地図を開こうと思っているのに、SNSやLINEの通知が来ていたから開いてしまって気づいたらなぜスマホを見ていた分からなくなったという人もいるのではないでしょうか。
こんな、何気なく使っているアプリを把握できるところが持ち上げ回数の把握の良いところです。
【スクリーンタイムの機能③】通知の回数と通知したアプリの把握
人間というのは、2.8秒気が散っただけで作業スピードが半分になってしまうことが知られています。
これは、スマホの通知が鳴るというわずかな刺激に対しても作業スピードが低下するということです。
このような、集中を奪う通知がどのアプリから一番来ているかを知ることができます。
必要な通知なら別にそのままでも良いでしょうが、ほとんどの人は意味のない通知にイライラした経験を持っていることかと思います。
そのような意味のない通知が、頻繁に来ているようであれば、すぐさま通知をoffにしましょう。
これだけで、作業スピードは下手をすれば、倍になるかもしれません。
アプリの使用制限
このようにスクリーンタイムでは、自分のスマホの利用状況をかなり細く把握できる素晴らしい機能を備えています。
SNSを見すぎているなら、明日から見る時間を減らそうと思った人もいるでしょう。
しかし、人間の習性はそんなに簡単に直せるものではありません。
そんな人間の習性を強制的に制御してくれるのが、『使用制限』です。
使用制限の方法は以下の5つです。
- 休止時間(例:◯時~◯時まではアプリを使えなくする)
- アプリの使用時間の制限(例:twitter、instagramは1日20分まで)
- 通信・通話の制限(例:休止時間内は会社と家族以外との通話をできなくする)
- 常に許可(例:休止時間でも使えるアプリを設定できる)
- コンテンツとプライバシーの制限(例:子供が勝手に課金できないように設定する)
では一つずつ見ていきましょう
・休止時間(例:◯時~◯時まではアプリを使えなくする)
スマホを使えない時間を設定することができます。
夜寝る前にスマホを触ることは睡眠にかなりの悪影響を与えることが知られており、日中の集中力を高める上でも、寝る前にスマホを触らないというのは重要です。
休止時間を設定すれば、夜11時~朝5時まではアプリの使用をできないようにするということもできるので、自分の意思が弱くても使用しないようにすることが可能になります。
アプリの使用時間の制限
1日に使用できるアプリの合計時間を設定することができます。
これは、アプリ一つ一つでも設定ができることに加えて、3つのアプリの合計使用時間で制限をかけるといったことも可能です。(twitter、instagramの合計使用時間は1時間までなど)
ちなみに、使用時間を超えるとアプリのアイコンが暗くなり、暗くなったアイコンをクリックすると、以下のような画面になり使用ができなくなります。
通信・通話の制限(例:休止時間内は会社と家族以外との通話をできなくする)
休止時間中に連絡が来る相手を自分が登録した連絡先のみ許可するように設定することができます。
家でリラックスしているときに不要な電話や連絡が来ることを防ぐことができます。
常に許可(例:休止時間でも使えるアプリを設定できる)
休止時間中にも使用できるアプリを設定できる機能です。
この機能により、本来休止時間中は全てのアプリの使用が制限されるところを『LINEだけは許可』や、『アラームだけは許可』のような設定が可能になります。
コンテンツとプライバシーの制限(例:子供が勝手に課金できないように設定する)
これは、iPhoneで使える機能を制限できる機能です。
独身の方にはあまり関係がないかもしれませんが、例えばアプリの課金を制限したり、成人向けサイトの閲覧を制限したりといったことが可能です。
お子様がいらっしゃる方にはとても安心できるサービスですね。
僕が使っている設定
では、一例として僕がどのようにスクリータイムを使用しているかを紹介させていただきます。
僕が使用しているスクリーンタイムの機能は『休止時間』、『アプリの使用時間の制限』、『常に許可』の3つです。
まず、休止時間に関しては、夜10:30~朝5:30までの使用を制限しています。
睡眠時間を6時間は取らないと昼に眠くなってしまったり、集中力が減ってしまうので寝る前の時間帯にスマホをいじらないように設定しています。
実際この設定にしてから、睡眠の質はだいぶ向上しました。ブルーライトはもちろんですが、スマホが使えなくなったらもう寝る時間だなとスイッチの役割を果たせるようになったのが結構大きいかもしれません。
アプリの使用時間の制限は、『twitter、instagram、facebookに使用する時間は1日に20分まで』
としています。
これを設定する前は、平均して1日に1時間程度SNSを見ていました。休日になるともっと多かったと思います。
設定後は、20分しか使うことができないので、ダラダラSNSを見るということが減りました。
SNSから得られる良い情報も減ってしまうことを一番心配していたのですが、実際やってみるとそんな事はなく、むしろ短時間で集中して情報を得るような意識が身につきより効率的にSNSを利用できるようになりました。
まとめ
今回は、iPhoneの機能の一つである『スクリーンタイム』について紹介しました。
スクリーンタイムは、スマホと上手く付き合っていくために欠かせない機能です。
皆さんも、スマホに使われるのではなく、上手に利用していきましょう。
参考になれば嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。
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