理学療法士のこうすけです。
2019年も終わりに近づいていますが、投資業界では、景気のいいニュースが続いています。
- ビットコインが今後は来るから今が絶好の買い時!
- 米国株が史上最高値更新!
- 日経平均株価が年初来高値を更新!
などなど。
そうなると
『この流れに乗るために早く投資なくちゃ』
と思う一方で
『そろそろ暴落が来るのでは?』
と不安に思う方も多いと思います。
そこで、今回は実際に暴落が来た際の心の持ち方について解説していきたいと思います。
Contents
暴落がいつ来るかは誰にも予想できない
まずみなさんが考えることはそもそも
『暴落の直前で売っておきたい』
で売っておきたいということでしょう。
ですが、これは正直難しいです。
その例を挙げると、以下のようなものが挙げられます。
- ノーベル賞を受賞した優秀な研究者たちが作った投資会社が以前にあったのですが、相場を予想することができず、倒産に追い込まれた。
- 数多くの研究データからも現状は未来の株価は予想できないことが証明されている。
もちろん、過去のデータからそれっぽい法則を導き出す方法は数多くありますが、それらはほぼ裏切られています。
そもそも、そんな法則があれば、世界中の人が利用します。
例えば、ある数値が100になると暴落するというデータがあったとします。
そうなると、みんな100の一歩手前で売るようになりますよね?
それを重ねるうちに法則は意味をなさなくなってしまうのです。
- 世界中の70億人の誰も気づかないような法則を見つけ出すことをあなたはできますか?
- あなたがそんな情報を持ったら誰かに教えようと思いますか?
自分にそんな都合のいい情報が入ってくる可能性はほぼないので、株価の予想をしようなんて考えない方がいいですよ。
もし、過去に暴落を当てた人がいたとしても、ほぼ運です。
したがって、もし暴落が来たとしても
『自分の判断が悪かった』
『あの時こうしていれば』
なんて考えをする必要はありません。
誰も、予想はできないのですから。
暴落することはそんなにダメなことなのか
ひとたび、暴落が起こると、世界中の人々は右往左往して訳の分からない行動をする人が増えます。
例えば、『このまま株の価値がゼロになってしまうのではないか』やそこまでいかなくても『これからもっと株価が下がるから今のうちに売っておこう(損切り)』みたいな行動をとる人が現れます。
これが完全なる負けパターンです。
このような暴落が起こった時には、みなさんは落ち着いて以下の3つのことを考えてみてください。
暴落した時に考えて欲しい3つのこと
- 全世界株式投資は長期で見れば右肩上がりで成長を続ける
- 20年間投資し続ければ過去マイナスになったことはない
- 売るときに高ければ、途中はむしろ暴落してくれた方が儲かる
①全世界株式投資は長期で見れば右肩上がりで成長を続ける
一つ目は『全世界株式投資は長期で見れば、右肩上がりで成長を続ける』ことです。
過去の歴史から見て、全世界株式投資は右肩上がりに成長を続けています。
上の図のように、2008年のリーマンショックの時に大暴落が起きていますが、その後数年で暴落前のレベルまで回復していることがお分かりいただけると思います。
ちなみに、リーマンショックの時には約半分まで株価が下落しましたが、これほどまでの大暴落は過去に1929年の世界恐慌の時まで遡ります。
これだけの大暴落を経験してもなお、上昇し続けていると考えると、暴落が起きたとしてもまた上がると信じることができるのではないでしょうか。
つまり、暴落しても売っちゃダメってことですね。
②20年間投資し続ければ過去マイナスになったことはない
暴落した時に考えて欲しいことの2つ目は『20年間投資し続ければ過去マイナスになったことはない(全世界株式投資の半分を占める米国株の場合)』ということです。
過去のデータを解析すると、20年という長期間で株式を保有した場合、マイナスになった年は無かったという研究があります。
つまり、どれだけ暴落しても、20年以上売らずに持っておけば、負けることはなかったということなんです。
過去の歴史から未来が保証されるわけではもちろんありませんが、かなり信頼のおけるデータと言えるのではないでしょう。
これに関しては『敗者のゲーム』という名著に詳細に書かれていますので、興味のある方はぜひ手にとってみてください。
売るときに高ければ、途中はむしろ暴落してくれた方が儲かる
最後の3つ目は『売るときに高ければ、途中はむしろ暴落してくれた方が儲かる』です。
株価が最も上がっていて欲しいタイミングというのはいつでしょうか?
『全期間上がってくれるのがいいに決まっている』
という欲張りな人もいるかもしれませんが、それは違います。
いつ最高に上がって欲しいかというと『現金化する時』です。
極端な話をすると、現金化する前日まで1円で当日にいきなり1億円に上がってくれるのが最高なんです。(極端すぎますが・・・)
本ブログでは積み立て投資(毎月一定額を積み立てる投資方法)を推奨しており、毎月株を買っていくというスタイルであるため、買う時は安い方がいいのです。
なので、投資している途中はむしろ暴落・・・いや大暴落してくれた方が株が大安売りで買えるわけですから、むしろ得になるってことです。
大暴落万歳!!
てことですね。
まとめ
今回は、暴落した際の心の持ち方について解説しました。
まとめると
- 株価が暴落しても後悔する必要は全くない(誰にも予想できないから)
- 暴落しても株を売らない
- 株価の暴落はむしろ大安売りで喜ぶべきことである
となります。
投資は負けないことが大事なんてこともよく言われます。
負けない投資を目指すためにも、今から暴落した時のイメージをして備えましょう。
参考になれば嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。
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