- 転職したいけど給料は妥協したくない
- 理学療法士といえど市場価値は給料で決まると思う
理学療法士のこうすけです。
今回は転職の話について。
皆さんの中には何回か転職を経験している方や初めて就職した職場でずっと働き続けている方などいらっしゃるかと思います。
ですが、今転職を考えている人はもちろん全く考えていない人にも知っておいた方がいいことがあります。
それは
理学療法士が転職しようと思った時に給料は何で決まるか
です。
結論から言うと
職場の給与水準と役職
なんですが、その理由について実際に転職のプロであるエージェントに突っ込んで聞いてきたので、解説していきます。
Contents
理学療法士の給料はどれくらい?
転職で給料を上げたいと思う前に自分がもらっている給料が平均と比べて高いのか低いのかを把握する必要があります。
年齢別にみた理学療法士の年収は以下の通りでした。
表を見ると、自分年収が平均年収よりも安いのか高いのかが一目で分かります。
理学療法士がよく考える年収アップ戦略
理学療法士は本当に自己研鑽を積んでいる人が多い職種です。
- 自費で勉強会にいく
- 休日を潰して勉強する
という方も多くいるでしょう。
そうなると当然
- 認定理学療法士の資格を持っていて
- 徒手療法の技術があって
- 学会発表の経験があって
- 大学院を卒業していて
- 英論文を書いている
人が優秀であり、給料が多くもらえると考える人が多いのではないでしょうか。
もしこれが本当であれば、ひたすらに患者さんのために自己研鑽を積んでいけば、自分自身も豊かになっていくとうことになります。
しかし、真実はそうではありません。
理学療法士が転職しようと思った時に給料は何で決まるか
僕がエージェントに話を聞いた転職の際に給料が決まる条件は冒頭にも言ったように
年収の高い会社(病院など)に入り、その会社で必要とされる人間になる
でした。
とめちゃくちゃ思いました。
実際、わずかに大学院卒や認定理学療法士の資格により手当てを与える職場はあるもののほとんどの職場では関係ないとのことでした。
少し助け舟を出すのなら
とのことでした。
よくよく考えてみれば、20分1単位で診療報酬をもらっている我々理学療法士が資格や実績があったからといってそんなに給料が上がるはずないですよね。
また、給与水準が高い会社で無ければ、どれだけ儲かっていても社員に還元されるか分からないので、流行っているとか患者から評判が良いという理由は当てになりません。
理学療法士が転職で給料を上げるための具体的な戦略
とうわけで、理学療法士が転職で給料を上げるためには
これを一つずつ噛み砕いていきましょう。
年収の高い会社に入る
年収の高い会社ってどこでしょう?
これもエージェントの方に聞いてきました。
エージェントの方曰く
とのことでした。
まとめると
- 給与水準の高い業種:クリニック・訪問リハ
- 給与水準の低い業種:回復期リハ・デイサービス
- ピンキリ:急性期病院
となります。
よって、給料の高い転職を成功させるためにはクリニック・訪問リハを選択することが望ましいと考えられます。
例外として、急性期病院や回復期リハであっても規模が非常に大きく(スタッフ100名以上)、その中のトップであれば給与はかなり高い可能性が高いとのことでした。
ただし、そのような方はほとんど患者は見る余裕などないでしょうからもはや理学療法士として働いているのかといえば怪しくなります。
他には国立や公立病院も公務員扱いであれば、年功序列でどんどん給料が上がるため最終的には高収入になることもあるとのことでした。
つまり
基本的には、クリニックや訪問リハに転職すると給料が良い可能性が高いということになります。
その会社で必要とされる人間になる
必要とされる人間になるために必要なことは、職場により異なるでしょうが共通して言えるのは結局のところ
これが重要です。
必要とされるためには
- 職場に必要とされる人間の性質を知る
- 働きを認められるまでの期間
- 理学療法士も基本は年功序列
と言う現実があるので、結局時間がかかるのです。
統合すると
なるべく早めに(年数を重ねるため)クリニックや訪問リハ領域(給与水準が高い)に転職し、きっちりと仕事をこなし昇進する
ということになります。
意外とシンプルな結論になりましたね。
このテーマで書こうと思った理由
本ブログではお金の話題を中心に発信しているので、読者の方にとっては非常に興味深い内容だったのではないでしょうか。
かくいう僕自身は今現在転職は考えていないのですが、以前一般企業に勤める友人からこんなことを言われました。
これは目から鱗でした。
転職を考えていなくても転職エージェントは利用していいのです。
今の職場に満足していたとしても、さらに良い待遇の職場がある可能性があるんですから探さない手はありません。
しかも、転職エージェントを使えばプロが自分の希望にあった求人を探してきてくれます。
このような話をすると
と考える人もいると思います。
しかしこれは誤りです。
エージェントにとって大事なことは転職を斡旋してマージンをもらうことです。
マージンをもらうために必要なことは
- 顧客を増やす
- 成約率(就職率)を上げる
この2つです。
その中で我々がエージェントに登録し連絡を取るというのは間違いなく
顧客を増やす
ことにつながります。
と思ったそこのあなた。
転職する気が無いといったあなたは
”今”のあなたです。
より待遇の良い会社があればなーと考えた時点でそれは転職する気アリです。
立派なお客さんなのです。
なので、win-winな関係にある以上積極的にエージェントを利用するのがおすすめです。
まとめ
理学療法士が転職して給料を上げるには、理学療法士としてスキルを高めるより、さっさと給与水準の高い会社に転職して昇進するという少し寂し結論となりました。
もちろん、給料がよければそれでいい訳では無いですが大事なことなので、知っておいて損はないでしょう。
もし、今の給与に不満があるならば、このような領域へ転職を検討してみると良いと思います。
ただし、細かい条件などはその人によって変わるのでやはりご自身でエージェントと連絡を取り合って、いい求人を探してみると良いと思います。
おすすめのエージェントは
です。
こちらは、完全に無料で利用可能です。
求人だけではなく、僕のように突っ込んだ内容も相談することができるのでお勧めですよ。
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